〈vol.10 春号(2020年4月発行)より〉
「明後日、おもろい大会があるから取材に来て!」そんな連絡が編集部にあり、「ずいぶん急っ!」と思いながらも、呼ばれたらスタコラと出向く取材班。スタコラと足を踏み入れると…会場は爆笑の渦!東京都立杉並工業高校で開催された「第21回 高校生パフォーマンスロボット競技大会」の模様をお届けします!
取材班、猛ダッシュ!
実を言いますと、遅刻しました…。いえ、寝坊したとかではなく、スケジュール調整がうまくいかなかったのです。急いで駆けつけたものの、会場に到着したのは大会がスタートしてから結構な時間が過ぎた頃。場内はすでに熱気につつまれ、ロボットの一挙手一投足に大盛り上がり。
う〜む、こんなに盛り上がる大会なら、なんとしてでも最初から来てればよかった…。
気を取り直しまして
床のライン(線)をセンサで読み取り、そのラインにそってロボットが走行しつつ、パフォーマンスをしちゃう、そんな大会が「高校生パフォーマンスロボット競技大会」。
ロボットは「創造とリサイクル」というテーマにそって、ペットボトルや牛乳パックなどの廃材を利用して製作され、スタートからゴールまでのタイミングとパフォーマンス力によって順位を競います。
1〜3位をある高校が独占!
今回、参加したのは13チーム。見た目もさまざまならパフォーマンスも十人十色。銃を片手に本部と連絡を取り合いながら昇格試験に挑む迷彩服を着たロボット。洞窟の中で秘宝を探すトレジャーハンターなど、各チームとも趣向をらしたストーリー性とパフォーマンスで会場をわかせました。
そして見事、優勝したのは…国立大学法人 東京工業大学附属科学技術高校のロボット「パチ」。太りすぎた猫のパチが飼い主にダイエットを言い渡されてジョギングに出かけるというパフォーマンスを披露し、大盛り上がりでした!
ちなみに、1〜3位までを同高校のチームが独占しました。実は東京工業大学附属科学技術高校はこれで7年連続で優勝というスゴい記録を打ち立てたのでありました。
がんばれ!都立高校!
そうした中、4位に食い込んだのは都立杉並工業高校のロボット「ダイヤモンド富士」。富士山をかたどったロボットが走行しながら、LEDを点灯させて雪化粧を表現したり、童謡「ふじの山」を奏でたり、ほのぼのパフォーマンスで会場をほっこりさせました。
杉並工業高校の内野光さんは「去年、完走できなかったので、今年はとにかく完走が目標でした。来年はもっとパフォーマンスを充実させて優勝を狙いたいですね!」と熱い想いを語ってくれました。
情報をお寄せください!
はてさて、そんなわけで、大盛り上がりで幕を閉じた「第21回 高校生パフォーマンスロボット競技大会」。最初から観戦できずに残念でしたが、最後にこれだけは言わせてください。
編集部に情報をお寄せくださる皆さま、さすがに「明後日、取材に来て!」と言われても…言われても…元気な工業高校生に会えるなら、ホイホイと出向くので、気にせず、ドシドシと情報をお寄せください!(意外と忙しくなかったりもしますので笑)