夢を実現したい。ならば「起業」が近道かも!「澤田経営道場」で、稽古をつけてもらいました!

新しい産業が次々と生まれる現代。若くして起業する人が増えていますよね。でも起業って遠い
世界の話。自分には関係ない。なんて思っていませんか?
今回、取材班のもとに、起業のノウハウを徹底的に叩き込む道場があるという情報が。さっそく門
を叩いてみたら、起業のオモシロさに気づいちゃいました!

日本を代表する起業家の経営道場
たのも〜〜〜っ!!!(ドキドキ…)。気合十分の取材班を待っていたのは、とってもスマートな印象の男性。本当に道場の人?
「ここは澤田経営道場。世界で戦える経営者やリーダーが育つ場を目指して、澤田秀雄が設立した経営道場です」。優しそうな方で安心 ε-(^、^;

お話をしてくださった澤田経営道場の事務局長をつとめる渡邉拓斗さん

ところで、道場の名前になっている澤田さんって誰ですか?
「澤田は格安航空券販売の先駆けとなった株式会社エイチ・アイ・エス(HIS)の創業者です。ほかにも、スカイマークエアラインズ(スカイマーク株式会社)で規制の厳しかった航空業界に新規参入したり、18年間赤字続きだった長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」を半年間で黒字化したり、業界の常識にとらわれず、さまざまな分野で経営手腕を発揮してきた起業家です」

秘訣は「2割の経費削減と2割の売上アップ」
長年の赤字をたった半年で黒字に!一体どんな手を使って??(¬д¬)
「よく“澤田マジック”なんていわれますが、ただ小さなことを積み重ねた結果なんです。澤田は『2割の経費削減と2割の売上アップをすれば経営はうまくいく』といいます。カラープリントを白黒に変えたり、備品のボールペン1本からきちんと管理したり、そうした身のまわりの小さなところから、まずは経費削減を徹底する。売上もいきなり5割アップを目指すのではなく、がんばれば実現できそうな2割を目標にしてスタッフのモチベーションを保つ。経費削減と売上アップを合わせると4割の収益改善ですから、繰り返せば必ず黒字化できるというわけです」

澤田経営道場を設立した澤田秀雄さん

まさに「チリも積もれば山となる」ですね。でも売上2割アップって、いうほど簡単じゃないのでは!?きっと何か秘策があるはず!
「実は『ランチェスター戦略』を取り入れているんですよ」。ラ…ランチェ…?何ですかそれ??

フィールドを見極めて一点集中戦で勝つ!
「例えば、小学生の頃って、足が速いとクラスの人気者になれますよね。そんな足が速い人(強者)に対して、足が遅い人(弱者)が勝負を挑んでも勝てません。でも、弱者が唯一、人気者になれる方法があるんです」
むむ、私、足が遅いけど、人気者になりたいです。ぜひ教えてください!
「クラスの人気者になるための要素は、実は足が速いだけではなく、勉強ができる、気遣いができるなど、さまざまあります。そして、誰にでも必ず強いところと弱いところがあります。だから、自分が強い分野に集中して一点突破で戦うことです。運動も勉強も気遣いも頑張るような総合戦ではなく、一点集中戦に持ち込むんですね。そうして勝利を繰り返すと、弱者でも強者に勝ち、やがて人気者になれます。つまり、自分が戦うべきフィールドを徹底的に見極めることが大事なんです」
ハウステンボスの再建に着手した2010年、700万球もの電球を張りめぐらせて東洋一のイルミネーションイベントを行ったのだとか。以来、「イルミネーションといえばハウステンボス」というイメージが定着して集客につながったといいます。キャラクターやアトラクションで勝負せず、イルミネーションで着実にオンリーワン&ナンバーワンになったことが勝因だったんですね。

2年間のカリキュラムで起業を徹底サポート
あの〜、こんなすごいことを教えてくれる澤田経営道場では、普段どんな授業をしているんですか?
「澤田経営道場は、2年間のカリキュラムで構成され、座学研修・実地研修・自主研修の3つの研修プログラムがあります。単に経営や起業に関する知識を学ぶだけでなく、その知識をアウトプットして“生きた知恵”として習得できるのが特徴です」

授業の様子。座学期間中は勉強だけでなく、ヒアリングやフィードバックを行って事業のアイデアを固める

確かに、机に向かって覚えただけの知識って、すぐ忘れちゃうんですよね〜。道場生は、インターンシップ先の企業で責任ある立場を任せられ、経営者に必要なあらゆる経験を積むことができるんだそう。
「研修先はHISグループ企業のほか、テーマパークやホテル、ベンチャー企業まで業種はさまざま。それぞれの経営スタイルなどを実践的に学び、経営者マインドを養います」

実地研修では実際に現場に立ち、経営者の視点で問題を解決する力やコミュニケーション力、リーダーシップを磨く

道場生には研修資金をサポートする仕組みも。2年間みっちりと起業に向けた勉強に集中できる環境が整っているというわけですね。卒業生が起業した会社の中には、上場を検討するほど大きく育ったところもあるんだとか!

起業は文化祭!行動を起こすことが大切
でも起業って、めっちゃ大変そうなイメージが…リスクも大きそうだし(_ _|||)
「学校の文化祭みたいなものだと思ってください(笑)。焼きそばの屋台を出店する際、鉄板を借りて食材を仕入れますよね。それで焼きそばをつくってお金をもらって、食べる人が喜んでくれて、みんながハッピーになる。起業も同じです。誰かのために仕事をして、最終的に自分の幸せにつながっていく。それを実感できるのが起業の面白さではないでしょうか」
もちろん、実際のビジネスはもっと複雑だけれど、決してハードルが高いものではないという渡邉さん。それなら積極的に挑戦できそう!
「今、世界は転換期をむかえています。今後は、変化に対応できる人がより求められるでしょう。そうした人になるには、常に立ち止まらず、前に進むことがとても大切です。小さなことでも、まず行動を起こすことで次の一歩が見えてきます。その一歩がいずれは社会にインパクトを与える事業につながるかもしれません。中学生や高校生の方々は、自分の感性を大切にして、いろいろなことにチャレンジしてください!」

澤田経営道場
運営母体:公益財団法人SAWADA FOUNDATION
〒163-6034 東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー34階
TEL:03-6863-5055

取材/チョイス!編集部  文/小泉 真治