仕事ってノルマが大変??
YouTuberあまのっち、実は産業用ロボットを工場に導入する会社をいくつも経営するすごい人なんです。そんなあまのっちが神工の皆さんに「仕事ってどんなイメージ❓」と聞いてみると…「ノルマとか厳しそうぴえん」「大人になりたくない❗️なんて声が。
「仕事って、大変なことをする代わりにお金をもらうって思ってる?だとしたら大間違い❗️仕事って楽しいんですよ」とあまのっち。え、それってホント❓
「だって学校で課題を出しても1円ももらえないじゃん(笑)。電子工作が好きだったら、それを仕事にすれば楽しく働けて、お金ももらえて、楽しいから上達が早いし、いいことが多いですよ」
すると生徒さんから「大人って何が楽しいの❓」とするどい質問が。あまのっちの回答は❓
大人になると5倍は楽しい!?
「楽しいこと、めちゃくちゃあるんだよ!高校生の楽しさって時間があること。でも、できることが限られています。大人になるとやれないことがなくなる。ゲームが好きなように買えるし、ドライブにも行ける。僕は、今は朝が来るのが楽しみなんです。明日は何をしようかなって。昨夜なんて皆さんと会えると思ったら楽しみで眠れませんでした(笑)」
いっぽう、モノづくりで楽しいことは…「皆さんは今、何かをつくるときって、課題のためだったり、自分の楽しみのためだったりするでしょ?それが仕事になると、お客さんのためにつくるようになります。そうすると、自分がつくったモノでお客さんが喜んでくれます。誰かから必要とされ、感謝されるのって人間として一番の喜びです。おいしいものを食べるのも楽しいけれど、仕事を通じて誰かから感謝されるのって、その5倍くらいは楽しいんです」
トライ&エラーも今は変わってきている??
そんな5倍は楽しい(❓)モノづくりの世界。神工の皆さんはモノづくり業界で働くことについてどんなイメージを持っているのでしょう❓よく3K(きつい、汚い、危険)なんて言われますが…。
生徒Aさん「3Kのイメージはあまりないです」
生徒Bさん「トライ&エラーなのかなと思います」
「おお、トライ&エラーはモノづくりの真髄だね❗️うまくいかないことが多いから失敗と挑戦の繰り返し。でも、それも最近は変わってきています。というのも、今はコンピュータでシミュレーションしてから、リアルの世界で作業することが増えているんです。例えば、生産ラインを自動化する際に産業用ロボットを導入したとします。動かしたら、隣のロボットとぶつかって壊れちゃった、なんてことになると大きな損害です。そうならないようにシミュレーションしてからリアルな生産ラインを構築するんです。そういう仕事を僕らのようなロボットSIerが行っています」
将来へのいろんな不安や悩みに答えちゃいます!
ロボットSIerは製造業で今注目の職業。そんな会社の代表であるあまのっちに、将来に対する質問が。
生徒Cさん「今、学んでいることが社会で使えるのか、それとも何か足りないのか、わからないのが不安です」
「足りないことはあると思うけど、学んでることは役に立ちます。小学校で学んだことが、どこで役立ってるのか思いつかないけど、九九って言えるよね。社会に出るとやることが幅広いから、余計に今の時点ではわからない。でも、九九が役立つように学んだことはどこかで絶対に役立ちます。それに工業高校生は例えば、建築会社を受けたときに、『建築の勉強をしました❗️」と言えることが企業からすると凄いこと。だから安心して勉強するといいと思います」
生徒Dさん「ロケットの道に進みたいけど、そういう会社に就職できなかったらと思うと不安で…」
「ロケットって工業製品の中でも部品が多いので、関わる企業がたくさんあるんです。僕の会社でも宇宙航空分野の公的機関に協力してロボットの技術を提供しています。そうやってロケットの会社じゃなくても関わることができるから、諦めないほうがいいです。仕事に楽しさなんて求めるなっていう人もいるかもしれないけれど、そんな大人の話は聞かなくていいです。その人はたぶん仕事の選び方を失敗した人。みんなは妥協せずに自分は何が楽しいのか、何にワクワクするのかを考えて、目標があるなら諦めないで、しっかり就職先を選べば、仕事って楽しいですから。実際に僕はずっと仕事でワクワクしたいと思いながら今までやってきたんです」
さて、今回の出張授業、将来を考えるヒントになったでしょうか。そして、あまのっちチャンネルの登録者数は増えた、かな❓❓
今回の神工での座談会は、あまのっちチャンネルでも公開しているので、ぜひ見てね!
あまのっちのプロフィール 本名は天野眞也さん。FAプロダクツ代表取締役会長の他、ファクトリービルダーの共同事業体「Team Cross FA」のプロデュース統括などを務める