『シンギュラリティバトルクエスト 2021』決勝大会 データクエスト部門で静岡県立浜松工業高校の藤木昭輔さんが優勝!

ギーク系高校生が集結!! 第2回全国高校AIアスリート選手権大会

全国規模の大会。決勝では30名の選手がバトル!
 シンギュラリティバトルクエスト(以下、シンギュラバトル)とは、プログラミング部やeスポーツ部などの「ギーク系部活」の高校生を対象とした、AI/ICTの知識と技術を競う競技大会。地区予選や研修会などを経て、全国から参加した30名の選手が2021年12月に行われた決勝大会に挑みました❗️
 競技はAIモデルの予測精度や速度を競う「AIクエスト」、ロボットテクノロジー関連の技術を競う「ロボクエスト」など5部門あり、その中の1つ「データクエスト」にて、静岡県立浜松工業高校の藤木昭輔さんが見事、優勝を手にしました❗️

データクエストの競技中の様子。すべての競技はオンラインで行われました

プロも顔負けのスキル!?
 ビッグデータから社会的に有用な知見を抽出するためのスキルを競うのが「データクエスト」。具体的には、過去2年分のGPSデータを使用して、札幌市中央区や横浜市西区などの都市の人口を予測するというもの。予測する期間は2021年12月1日〜24日までの約1カ月間。実際の人口と照らし合わせて、正答率の高さを競います。
 優勝した藤木さんは全3問とも高い正答率を叩き出しました。藤木さんに優勝のポイントをたずねると「どうすれば予測精度が向上するのかを考え、新型コロナウイルスによる影響や政府機関で提供されている流入人口など、なるべく多くの要素を入れることを心がけました」とのこと。
 競技開発を担当したMILIZEの機械学習エンジニアである小野さんは「政府統計を利用したり、年間の降水量の日数を入れたり、新人のデータサイエンティストも顔負けのスキル」と絶賛していました。

緑の線が実測値、黒い線が藤木さん。決勝大会に駒を進めた6選手が正答率を競い合いました

 大会の模様は、2022年4月からCS放送「フジテレビNEXT」とフジテレビの公式動画配信サービス「FOD」にて放送/配信が決定❗️ギーク系部活の皆さんは要チェックですね。ちなみに、シンギュラバトルでは参加者に教材動画を提供するなど、AI初心者でも気軽に参加できるプログラムを用意しているのだそうです。「ゲームが好き❗️」「ロボットって楽しそう❗️」という人は、次回大会にチャレンジしてみては❓そして、優勝したらチョイス!の取材を受けてくださいね(笑)。

緑の線が実測値、黒い線が藤木さん「全国規模の大会で優勝できるなんて信じられない。貴重な体験ができて嬉しかったです」と優勝した藤木さん決勝大会に駒を進めた6選手が正答率を競い合いました