就職先、どうやって選ぶ?
都立町田工業高校インターンシップ企画 〜建設業界イメージアップ大作戦〜
開発計画が中止になった!工事が全然進まない!その原因は建設業界の人手不足。みんなが快適に安心して暮らすためには建設物って大切なのに、この状況、まずくね??
というわけで、都立町田工業高校の生徒さんと建設系の会社を経営する社長さんとで緊急ミーティングを開き、求人広告ポスターをつくることに。名づけて「建設業界イメージアップ大作戦」のスタートであります。
町田工業高校(以下、町工)の田辺さんと冨田さんは「チョイス!編集部」に雑誌や広告づくりの職業体験をしにきたインターンシップ生。今回、「建設業界のイメージをアップするポスターをつくりたい!」と依頼してくださったアーク・メイカーの関根紀之社長とサンクジャパンの清水公彦社長と、まずはミーティング。事前に町工の2年生に就活意識調査を行っていたのですが…。
「やっぱり、きつい・危ない・厳しいと思われているのか〜」と清水社長。でも、「汚い」と思っている人が0人というのは意外かも??
「確かに炎天下の屋根の上で作業をするなど、それだけを見れば、きついし危ないのは確か。でも、それは1日の中の一場面に過ぎないし、それ以上にお客様から感謝される喜びは大きいんですよね」
サンクジャパンでは以前、カフェを経営していました。その経験から清水社長は次のように語ります。
「お客様が満足する家を建てると心の底から喜ばれるんです。飲食店でも『ありがとう』と言われることはありますが、お客様の喜ばれる度合いは、建設業はどんな職業にも負けないと思います」
ミーティングは予想以上に盛り上がりました!
関根社長は「若い人って草食系のイメージがあったから、『仕事にどんなことを求めているか』という質問に『お金を稼ぎたい』と答えた人が予想以上にいてビックリした」とのこと。
「稼ぎたいし、職場環境も気になるし、就職先を選ぶときはバランスを大事にすると思います」とは田辺さん。冨田さんは「東京オリンピック後は景気がどうなるかわからない不安から、余計にお金のことは敏感になってるのかも」という感想。
就職先を決めるのは人生の大きな選択。だから、「先生に相談してくださいね」とは、引率の安田萌香先生のご意見でした。
さてミーティングを終えてポスターづくりをしました。完成した作品はこちら♪
インターンシップ生がつくったポスター、こうなりました
冨田わかなさんの作品
田辺輝さんの作品
〈vol.8 秋号(2019年10月発行)より〉